楽前大夫(読み)がくぜんのたいふ

精選版 日本国語大辞典 「楽前大夫」の意味・読み・例文・類語

がくぜん‐の‐たいふ【楽前大夫】

〘名〙 平安時代踏歌(とうか)五節舞(ごせちのまい)など女楽(おんながく)行列先頭に立って舞妓を導く役をつとめる者。ふつう侍従などが任ぜられて、帯剣資格がない者も仮に帯剣する。先行するだけで自分は舞わない。〔九暦‐九条殿記・菊花宴・天暦四年(950)一〇月八日〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android