椎谷陣屋跡(読み)しいやじんやあと

日本歴史地名大系 「椎谷陣屋跡」の解説

椎谷陣屋跡
しいやじんやあと

[現在地名]柏崎市椎谷 打越

日本海に面した椎谷の町並中央字打越うちこし高台にある。東西五三メートル、南北六五メートルの平坦地で、西と南に土塁をめぐらす。藩邸・勤番所・砲術稽古所・大門・馬場はこの部分にあり、北に接続した東西・南北五〇メートルの郭に役所・武器庫・籾蔵があった。元和二年(一六一六)堀監物直政の五男直之が沼垂ぬつたり郡椎谷の五千石と新墾の田地五〇〇石を加えた五千五〇〇石を賜り、当地に居所を定めて藩祖となる(寛政重修諸家譜)。ただし定府で、陣屋は当初妙法寺みようほうじ(現刈羽郡西山町)超願ちようがん寺に設けられたが、同五年に「からみの前」に移り、正徳五年(一七一五)現在地に移された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android