棚毛村(読み)たなげむら

日本歴史地名大系 「棚毛村」の解説

棚毛村
たなげむら

[現在地名]長南町棚毛

今泉いまいずみ村の西方に位置する。天正一九年(一五九一)七月二七日の上総国長南庄岩川村検地帳(三橋家文書)に「たなけの平右衛門作」とある。文禄三年(一五九四)の上総国村高帳に村名がみえ、高五〇九石。寛文四年(一六六四)の松平重利領知目録(寛文朱印留)に村名がみえ、村内の一部が下野皆川藩領で、ほかは苅谷藩領(同年「堀直景領知目録」寛文朱印留)。寛政五年(一七九三)の上総国村高帳では家数六七で、旗本市岡(旧高旧領取調帳では知行高二六三石余)黒川(同二三五石余)村田(同一七石余)三氏の相給。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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