精選版 日本国語大辞典 「桶伏」の意味・読み・例文・類語
おけ‐ぶせ をけ‥【桶伏】
〘名〙 (「おけふせ」とも)
① 桶をかぶせておくこと。
※仮名草子・浮世物語(1665頃)一「揚銭に詰りて、桶ぶせになり」
④ 江戸時代、信州下伊那遠山地方で行なわれた私刑の一つ。札つきの悪者を大きな桶を伏せた中に押し込めた。
⑤ 江戸時代、大坂堂島の米市場の帳合米商(ちょうあいこめあきない)に際し、大引(おおひけ)のあと、なお売買を続けるものがあると、水方役が退去を促すために、半時ごとに一番、二番、三番と水をまいたが、二番水のとき、場の中央に桶を伏せること。
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