桑屋村(読み)くわやむら

日本歴史地名大系 「桑屋村」の解説

桑屋村
くわやむら

櫛比くしひ庄に成立していた村。桑谷田村とも記す。現栃木とちのきは桑屋とも称し、もと桑屋村と栃木村が合して栃木村となったと伝承し、栃木一帯に比定される。正慶二年(一三三三)三月六日の諸岡寺院主職補任状案(総持寺文書)に「櫛比庄桑谷田村」とみえ、村内に諸岡もろおか寺があった。応永六年(一三九九)六月日の総持寺寺領目録(同文書)によれば、桑屋村のうち漆原うるしはらに預所鴨為永が寄進した一五〇刈の仏餉料田があった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android