桑原河内村(読み)くわばらかわちむら

日本歴史地名大系 「桑原河内村」の解説

桑原河内村
くわばらかわちむら

[現在地名]芦北町桑原くわばら

井手向いでむかい村から佐敷さしき川を溯行した山間地にあり、その上流に塩浸しおひたし村がある。「国誌」に「和名類聚抄ニ云ル葦北郡桑原郷此其遺名歟」とあり、古くから古代の桑原郷との関係がいわれるが、近世初期の史料にもその名をみない。佐敷手永に属した。球磨道に沿い、宝暦年間(一七五一―六四)の記録(「万覚帳」芦北町誌)によれば、井手向村より「十町程参り桑原川内と申す村有り。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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