案置(読み)あんじおき

精選版 日本国語大辞典 「案置」の意味・読み・例文・類語

あんじ‐おき【案置】

〘名〙 さきざきのことについて細かく考えておいた思案計画。転じて、むだな取り越し苦労。
浮世草子好色万金丹(1694)四「夏は冬の貯せず、秋は春のあんじ置もせず」
浄瑠璃心中宵庚申(1722)道行「嬉しやまめで生んだらばどうして育てふ、かうせうと、あんじ置は皆あだこと」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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