案山子揚(読み)カカシアゲ

デジタル大辞泉 「案山子揚」の意味・読み・例文・類語

かかし‐あげ【案子揚(げ)】

長野県地方の稲の収穫祭。陰暦10月10日に田から案山子を引きあげ、外庭土蔵などの清浄な場所にまつるもの。 冬》

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「案山子揚」の意味・読み・例文・類語

かかし‐あげ【案山子揚】

〘名〙 長野地方で陰暦一〇月に行なう稲の収穫祭。田から案山子を引きあげて、外庭や土蔵などの清浄なところにまつる。案山子を田の神の神体とし、田の神が秋に山に帰って山の神になるという考えに基づく。《季・冬》 〔俚言集覧(1797頃)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android