桂 菊団治(2代目)(読み)カツラ キクダンジ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「桂 菊団治(2代目)」の解説

桂 菊団治(2代目)
カツラ キクダンジ


職業
落語

本名
菊堂 聴円

別名
前名=笑福亭 小円

生年月日
明治11年

経歴
滋賀醒ヶ井の安養院の寺院子弟。智恩院の学寮へ通っているうちに寄席通いに明け暮れ、寺を追放される。笑福亭円篤の門人となり小円を名乗る。明治40年7代目桂文治門下に転じ、2代目菊団治を襲名。僧侶出身だけに「鳥屋坊主」など仏事にちなんだ落語に独特の妙味を発揮。のち大阪に行き怪談噺などで好評を得る。また、教員出身の笑福亭福我と組んで、記憶術を売り物とした。後年は藪内流茶道宗匠の肩書きを生かして落語界から遠ざかった。

没年月日
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出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報