栢山村(読み)かやまむら

日本歴史地名大系 「栢山村」の解説

栢山村
かやまむら

[現在地名]小田原市栢山

東端を酒匂さかわ川、中央を仙了せんりよう川、西端を要定ようさだ川が流れ、足柄上あしがらかみ郡に属した。北は同郡曾比そび村、南は足柄下郡中曾根なかぞね村、西南小台こだい村と接する。曾比村境で酒匂川より分水して堀之内ほりのうち村に達するそん堰、中曾根村に達するさんそん堰、村北より南境で仙了川に合するあら堰、村北で荒堰を分水して小台村に達する小台堰が通じる。

天文一一年(一五四二)一二月二三日の伊東右馬允宛北条氏康判物(県史三)に「西郡加山之郷出之候、自卯年可令知行候」、小田原衆所領役帳に伊東九郎三郎「五拾二貫弐百文 西郡賀山」、天正一五年(一五八七)七月の北条家定書(県史三)に「栢山」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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