柿ヶ島村(読み)かきがしまむら

日本歴史地名大系 「柿ヶ島村」の解説

柿ヶ島村
かきがしまむら

[現在地名]大野市柿ヶ島

旅塚たびづか川扇状地南端に位置し、南は九頭竜くずりゆう川による河食崖となっている。北は伏石ぶくいし村・八町やまち村。当村はかつて九頭竜川の中州起島おこしまにあったと伝える(坂谷五箇村誌)。天文八年(一五三九)一〇月一八日の平泉寺賢聖院々領所々目録(平泉寺文書)の「坂谷村分」の中に「重寄名之内柿カ嶋」とみえる。正保郷帳によると田方三六一石余・畠方二〇五石余。元禄七年(一六九四)一〇月の柿ケ島村年貢免状(山川家文書)によると、免率は四ツ二分で、ほかに新田高一三・九一七石に対し一ツ一分の年貢が課せられた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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