果汁飲料(読み)かじゅういんりょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「果汁飲料」の意味・わかりやすい解説

果汁飲料
かじゅういんりょう

日本農林規格 J A Sでは果汁の入った飲料を総称して果実飲料と呼び,果汁飲料とは果汁分 50%以上を含む直接飲用果汁をさすことになっている。しかし一般には果汁を含む飲料を広く果汁飲料ということが多い。

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世界大百科事典(旧版)内の果汁飲料の言及

【ジュース】より

…果実や野菜のしぼり汁,およびそれを加工した飲料。日本では1894年ごろ和歌山県でミカンの搾汁を〈蜜柑水(みかんすい)〉と称して売り出したのが企業生産のはじめとされ,その後も散発的にこの種の果汁飲料が製造発売されたが,製品に欠点があり,広く普及するには至らなかった。1938年,アメリカでフランク・バヤリーが真空缶を用いる瞬間殺菌法を開発し,それまで行われていた加熱殺菌による変色やビタミンCの破壊などを防止しうるようになって,ジュースの工業生産は本格化した。…

※「果汁飲料」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」