林田町(読み)はいだまち

日本歴史地名大系 「林田町」の解説

林田町
はいだまち

[現在地名]津山市林田町

出雲往来の両側に東西に連なる町。東は勝間田かつまだ町、西は橋本はしもと町、南は侍屋敷を経て吉井川、北は上之うえの町の侍屋敷。河畔八出やいで村に属する。「森家先代実録」慶長八年(一六〇三)条に「戸川町、林田町も有り」とみえ、中世林田郷の郷名を受継ぐ(津山誌)。「津山誌」は元和三年(一六一七)成立とするが検討を要する。正保城絵図は町の南の堤沿いに足軽町を、元禄町絵図は扶持人屋敷を記し、幕末まで藩士住居が存在した。「武家聞伝記」寛永一七年(一六四〇)七月条に「林田町医者金井正見」とある。元禄一〇年(一六九七)の家数等改帳では家数五〇、本役三九軒二分、町筋東西九六間半・通道町幅二間二尺六寸。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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