板金・板銀(読み)いたがね

精選版 日本国語大辞典 「板金・板銀」の意味・読み・例文・類語

いた‐がね【板金・板銀】

〘名〙
金属を延ばして、板状にしたもの。いた。
多聞院日記‐天正一一年(1583)八月一六日「やねはにしきにてはる。〈略〉四方のそて板金にそとをたみて」
金銀を薄く板状に延ばしたもの。近世初期から、貨幣として用いられることがあった。また、特に丁銀(ちょうぎん)をさしていうことがある。いた。〔日葡辞書(1603‐04)〕
浮世草子好色二代男(1684)三「板銀(イタカネ)を山なして、ほしそふなる下々にくだし給ふに」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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