松法川北岸遺跡(読み)まつのりがわほくがんいせき

日本歴史地名大系 「松法川北岸遺跡」の解説

松法川北岸遺跡
まつのりがわほくがんいせき

[現在地名]目梨郡羅臼町松法町

知床しれとこ半島東岸の中央部に位置する遺跡で、この遺跡の北側にはオタフクいわ遺跡、オタフク岩洞窟いわどうくつ遺跡が隣接している。昭和五七年(一九八二)、国道三三五号改良工事に伴って発掘調査が実施された。半径二〇〇メートルほどの小湾の標高約六メートルの砂丘状の海岸線に一五軒の竪穴住居跡が確認された。内訳はオホーツク文化刻文期六軒、同貼付文期五軒、トビニタイ期一軒、不明三軒である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android