松永周甫(読み)まつなが しゅうすけ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「松永周甫」の解説

松永周甫 まつなが-しゅうすけ

1816-1886 江戸後期-明治時代の医師,本草家。
文化13年6月13日生まれ。京都の山本亡洋らに本草をまなび,周防(すおう)(山口県)吉敷郡薬草園を経営して長門(ながと)(山口県)萩(はぎ)藩主毛利敬親(たかちか)に標本を献上した。万延元年シーボルトがこれを長崎にとりよせたという。慶応2年藩医,本草生育方頭取となる。明治19年6月28日死去。71歳。長門出身。名は祐利。通称は利熊。号は西楊軒,朝風。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android