松居久左衛門(読み)まつい きゅうざえもん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「松居久左衛門」の解説

松居久左衛門 まつい-きゅうざえもん

1770-1855 江戸時代後期の商人
明和7年生まれ。近江(おうみ)(滋賀県)の人。農業のかたわら生糸,綿布,絹布,麻布などをあきない,江戸,京都に店をもった。慈善行為に大金を投じ,彦根藩主井伊直弼(いい-なおすけ)に賞され,禄(ろく)をあたえられた。安政2年5月22日死去。86歳。号は遊見。屋号は星久。
格言など】御大名御屋敷方との取引は,如何様(いかよう)に手堅くとも断じて致す間敷(まじ)く

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android