松原中之町(読み)まつばらなかのちよう

日本歴史地名大系 「松原中之町」の解説

松原中之町
まつばらなかのちよう

下京区松原通柳馬場東入

東西に通る松原通(旧五条大路)を挟む両側町。町の中央を南北富小路とみのこうじ通が通る。

平安京の条坊では、左京五条四坊三保一二町南側と六条四坊四保九町北側の地。「顕広王記」安元三年(一一七七)四月二八日条に、「火起五条富小路八省(中略)九百卅余町之中所在民家及幽家皆悉焼亡了」とあるが、当時の「五条富小路」は当町の東端にあたる。

寛永一四年(一六三七)洛中絵図には「松原通中町」とあるが、江戸時代には単に「中ノ町」とよぶのが一般的であったらしい。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android