東輪寺(読み)とうりんじ

日本歴史地名大系 「東輪寺」の解説

東輪寺
とうりんじ

[現在地名]喜連川町鹿子畑

中坪なかつぼにある。医王山光明院と号し、真言宗智山派、本尊不動明王。もとさわ(現矢板市)観音寺末。当寺の過去帳によれば、寛永元年(一六二四)火災に遭い、同一五年法統秀慶により開山された記録があるというが、創建年代はつまびらかでない。正保二年(一六四五)秀誉によって川右岸の字古屋敷ふるやしき地内に再建された。秀誉は寛文二年(一六六二)死去するが、中興開山の名を残した。元文三年(一七三八)火災に遭い、文化一〇年(一八一三)には伽藍大破。その後尊恒が現在地に再建したが、明治四〇年(一九〇七)火災に遭って建物・記録などを焼失

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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