東福寺銅山(読み)とうふくじどうざん

日本歴史地名大系 「東福寺銅山」の解説

東福寺銅山
とうふくじどうざん

[現在地名]稲川町東福寺

東福寺村の東、白沢しらさわに開かれた銅鉱山。

万覚帳(稲川町史)に「白沢銅山」とあり、宝永六年(一七〇九)開坑と伝える。寛政九年(一七九七)には小屋七軒、掘子四〇―五〇人を数えた。文政三年(一八二〇)の「銅山より杣入申入御断」(稲川町史)によれば薪炭が不足したため川連かわつら村へ山入会を申し入れたが断られ、流木をもって経営。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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