東洋通信機(読み)とうようつうしんき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「東洋通信機」の意味・わかりやすい解説

東洋通信機
とうようつうしんき

日本電気系の通信機メーカー。 1891年設立の吉村商会を起源とし,同社を継いだ東洋無線電信電話と明昭電機が 1938年に合併し現社が設立された。 58年と 61年にアメリカの会社から技術導入をして防衛庁などへの高度化製品の納入を行なった。水晶振動子人工水晶など水晶機器の技術が高く,シェアも高い。売上構成比は,水晶機器 52%,伝送情報機器 35%,無線機器 11%,その他2%。年間売上高 745億 6800万円 (連結。うち輸出 33%) ,資本金 95億 5900万円,従業員数 2537名 (1999) 。

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