東水沼村(読み)ひがしみずぬまむら

日本歴史地名大系 「東水沼村」の解説

東水沼村
ひがしみずぬまむら

[現在地名]芳賀町東水沼

西水沼村の北に位置し、東部野元のもと川が流れる。東は与能よのう村と接し、西の氷室ひむろ(現宇都宮市)境に唐桶かろけ溜がある。慶安郷帳に村名がみえ、田七一六石余・畑一七〇石余で宇都宮藩領。万治二年(一六五九)検地帳(岡田純一文書、以下同文書)によれば、田七五八石余・畑屋敷二九〇石余で、名請人九四(うち屋敷持四八・分付百姓三四)。享保四年(一七一九)の年貢割付状では高一千四九石余に加え、新田高一三四石余とあり、取米三五三石余・取永六二貫文余。同九年の割付状では幕府領でほぼ同様の年貢高であるが、同一三年の下総結城藩領下では取米三八一石余・取永六四貫余となり、加えて延米が強要され、それが五四石余にのぼった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android