東正院遺跡（読み）とうしよういんいせき

日本歴史地名大系 「東正院遺跡」の解説

東正院遺跡
とうしよういんいせき

[現在地名]鎌倉市関谷

鎌倉市の西北端、北は横浜市戸塚（とつか）区小雀（こすずめ）に接し、西南に緩傾斜しながら突出し、戸塚区影取（かげとり）地区を望む標高六五メートルほどの「とうせん台」とよばれる台地縁辺部に位置する縄文時代の遺跡。県道由比ガ浜―関谷線の工事に先行して、昭和四六年（一九七一）・四七年の二回にわたって発掘調査が行われた。

遺構としては縄文後期の柄鏡形あるいは円形プランをもつ竪穴住居跡や環礫方形配石遺構・貯蔵穴などが確認され、遺物としては早期の大浦山式をはじめ、前期・中期・後期に及ぶが、後期のものが最も多い。

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出典　平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について　情報

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