東新田(読み)とうしんでん

日本歴史地名大系 「東新田」の解説

東新田
とうしんでん

[現在地名]静岡市東新田一―五丁目・東新田・下川原しもかわはら二―三丁目・同五―六丁目・光陽町こうようちよう

安倍あべ川右岸沿いに位置し、西は丸子まりこ新田。もとは手越てごし河原の一部で、地名の由来は当地を開発した小坂おさか村からみて東にあたることによる(修訂駿河国新風土記)。寛永九年(一六三二)幕府領、天明五年(一七八五)旗本日向領となり幕末に至るが(「寛政重修諸家譜」など)、幕末には幕府領と日向領の相給となっている。元禄郷帳では高一三六石余。享保一六年(一七三一)の駿府代官所村高帳では高一五三石余。旧高旧領取調帳では日向領一七七石余・幕府領二三石余。安倍川の川役五ヵ村の一つ(東海道宿村大概帳)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報