東新殿村(読み)ひがしにいどのむら

日本歴史地名大系 「東新殿村」の解説

東新殿村
ひがしにいどのむら

[現在地名]岩代町東新殿

西新殿村の東にあり、東は百目木どうめき村、北は南戸沢みなみとさわ(現東和町)、南は田村郡石沢いしざわ(現船引町)。村の中央部を口太くちぶと川の支流平石田ひらいしだ川が北流しており、集落水田は平石田川の谷沿いに散在している。「政宗記」や江戸時代の諸書には「ひがし」とのみ記されることが多い。天正一四年(一五八六)九月五日の伊達政宗安堵状(橋元家文書)に「ひがしの内 一塩のさく在家年貢六貫文之所」とみえ、現在の字しおさくにあった在家などが本田平二左衛門に安堵されているが、政宗の黒印に疑問がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android