東宇山村(読み)ひがしうやまむら

日本歴史地名大系 「東宇山村」の解説

東宇山村
ひがしうやまむら

[現在地名]大洲市東宇山

天保郷帳に「宇山村」と記載されている。大洲盆地北部にそびえる感応寺かんのうじ(六八九メートル)の西山腹標高一〇〇―二〇〇メートル一帯にある、村高六八石余の丘陵村。慶安元年伊予国知行高郷村数帳(一六四八)喜多きた郡の項に「宇山村 日損所、茅山有」とある。大洲藩領。

元文五年(一七四〇)の「大洲秘録」に「米・大豆押懸おしかけ」の土産があり、土地は「悪し、併西宇山は貧乏者多く、東宇山は貧乏者無く、高に応じては人多く民家繁昌也」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android