東の国(読み)あずまのくに

精選版 日本国語大辞典 「東の国」の意味・読み・例文・類語

あずま【東】 の 国(くに)

書紀(720)景行四〇年是歳(北野本訓)「日本武尊(やまとたけのみこと)(つね)に、弟橘媛(をとたちばなひめ)を顧(をぼ)す情(みこころ)(ま)します。故(かれ)に碓日(うすひの)嶺に登りて、東南(たつみ)を望(おせ)りまして、三たび歎きて曰はく、『吾嬬(あがつま)はや』〈嬬、此には菟摩と云ふ〉故(かれ)に因(よ)て山の東(ひむがし)諸国(もろくに)を号(なつ)けて吾嬬国(アツマノクニ)と曰ふ」

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