来日村(読み)くるひむら

日本歴史地名大系 「来日村」の解説

来日村
くるひむら

[現在地名]城崎町来日

今津いまづ村の南、円山まるやま川下流左岸に位置する。北部には来日岳(五六六・七メートル)がそば立つ。江戸時代の領主変遷湯島ゆしま村に同じ。寛永一六年(一六三九)の知高帳に村名がみえ、高二七六石余。正保(一六四四―四八)頃成立の国絵図では二四九石余。豊岡藩旧京極領三万五千石村々高付(岡本家文書)でも同高。明治七年(一八七四)の村限調帳(瀬崎家文書)では戸数九四・人数四〇九、牝牛七、川舟二。久流比くるひ神社、臨済宗雲光うんこう寺、曹洞宗観音寺・同紫金しきん(現在は廃庵)がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android