条約の締結手続(読み)じょうやくのていけつてつづき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「条約の締結手続」の意味・わかりやすい解説

条約の締結手続
じょうやくのていけつてつづき

一般国際法上は,条約を締結するための決った手続はなく,当事国が合意すればどのような手続でもよいことになるが,通常は,交渉署名批准批准書交換または寄託という手続を経て締結される。 1969年に「条約法に関するウィーン条約」が採択されているが,当事国に対しかなり選択の余地を残している。なお最近では批准に代って受諾または承認という同意表明が行われることがあるが,原則としては各国とも立法府の承認手続を必要とする。その必要のないものは特に行政協定という。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android