李朝螺鈿(読み)りちょうらでん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「李朝螺鈿」の意味・わかりやすい解説

李朝螺鈿
りちょうらでん

朝鮮李朝時代に制作された漆器一種文房具や室内調度品に漆を塗り,貝を文様に合せて切ってはめこんだもの。螺鈿は高麗時代から盛んで,李朝に入ると文様が大柄で絵画風なものになり,自由な表現をみせているが,技法的には高麗時代の繊細さが失われ,粗雑な作品が多くなった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android