朽たる木をば雕るべからず(読み)くちたるきをばえるべからず

精選版 日本国語大辞典 の解説

くち【朽】 たる 木(き)をば雕(え)るべからず

(「論語公冶長」の「朽木不雕也、糞土之牆、不杇也」による語) 素質のない人間には、教育する方法がないことのたとえ。
浄瑠璃・日本西王母(1699頃)四「朽ちたる木をばえるべからずとは、今こそ思ひ知られたれ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android