本覚寺跡(読み)ほんかくじあと

日本歴史地名大系 「本覚寺跡」の解説

本覚寺跡
ほんかくじあと

[現在地名]堀金村大字三田 田尻

真言宗、当山派修験道寺院、京都醍醐だいご三宝さんぼう院末寺。当地方の修験の触頭(先達)で、成相本なりあいほん村・成相新田町村(以上現豊科とよしな町)等近隣村々の祈祷寺。

寺伝によれば、開祖内田良秀は平瀬氏の出で、筑摩郡内田うちだに住し、天文一四年(一五四五)当地に来住して創建したという。良秀は法印治部少輔、大聖院と号し、天正一〇年(一五八二)死去。文禄二年(一五九三)三月二八日松本城主石川氏家臣伴兵左衛門より当寺鎮守浅間社領にうミどう原の寄進を受ける。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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