木綿裹(読み)ゆうづつみ

精選版 日本国語大辞典 「木綿裹」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐づつみ ゆふ‥【木綿裹】

木綿(ゆう)が白い色をしているところから、「白し」と同音を含む地名「白月山(しらつきやま)」にかかる。
万葉(8C後)一二・三〇七三「木綿裹(ゆふづつみ)〈一云畳〉白月山のさなかづら後も必ず逢はむとそ思ふ」
[補注]「ゆうづつみ」が何であるかは不明。用例に、「一に畳と云ふ」との注がついているので、「ゆうたたみ」と同じように木綿を畳み包んだものか。

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