木材化学(読み)もくざいかがく(英語表記)wood chemistry

日本大百科全書(ニッポニカ) 「木材化学」の意味・わかりやすい解説

木材化学
もくざいかがく
wood chemistry

木材に関する化学、すなわち木材の組成材質風化腐朽菌、熱、薬剤などによる分解変質機構などを化学的に研究する化学の一分野。木材の乾留、糖化、パルプ製造など、木材を原料に用いる諸工業の基礎となっており、このうち木材の糖化、リグニン分離などによって種々の工業薬品、中間原料などを製造する分野は木材化学工業とよばれている。

[中原勝儼]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android