木曾屋村(読み)きそやむら

日本歴史地名大系 「木曾屋村」の解説

木曾屋村
きそやむら

[現在地名]谷汲村木曾屋

名礼なれ村の西方にあり、南は有鳥あつとり村。揖斐川支流の飛鳥あすか川が流れる。現藤橋ふじはし開田の六社かいでんのろくしや神社蔵の鰐口陰刻銘に大野郡木曾屋天神金口とあり、応永一三年(一四〇六)五月一五日の年紀をもつ。天正一四年(一五八六)正月日の稲葉一鉄初尾奉納目録写(稲葉家譜)に「五拾疋 木曾屋」とある。同一六年一二月長屋景興・景直父子は斎藤道三に攻撃され、子は戦死、景興は当地に逃げたという(岐阜県史)慶長郷帳に村名がみえ、高四一〇石余。これは有鳥村を含むものと考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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