木下智古比呂(読み)きのした ちこぴろ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「木下智古比呂」の解説

木下智古比呂 きのした-ちこぴろ

?-1887 明治時代樺太(からふと)アイヌ指導者
明治8年生地の樺太がロシア領となった際,新政府により840人の同胞とともに北海道対雁(ついしかり)村(江別市)へ強制移住させられた。同胞子弟教育のための学校建設,アイヌの自立興産をめざした樺太移民共救組合の創立などに力をつくした。移住地で天然痘コレラが流行した時期の,明治20年2月1日死去。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android