朝田古墳群(読み)あさだこふんぐん

日本歴史地名大系 「朝田古墳群」の解説

朝田古墳群
あさだこふんぐん

[現在地名]浮羽町朝田

耳納みのう山地北麓に位置する古墳群。前方後円墳三基・大型円墳三基からなり、当地域の首長墓系列をなす。現段階で最も古いものは五世紀の西隈上にしくまのうえ古墳で、直径二四メートルの円墳である。それに続くと考えられるのが法正寺ほうしようじ古墳で、現状で全長一〇五メートル・後円部径六五メートルを測る大型の前方後円墳である。わずかに埴輪が採集された程度で、詳細は不明。西隈上古墳に連続するものとすると規模は一気に拡大する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報