有馬条里遺跡・有馬遺跡(読み)ありまじようりいせき・ありまいせき

日本歴史地名大系 「有馬条里遺跡・有馬遺跡」の解説

有馬条里遺跡・有馬遺跡
ありまじようりいせき・ありまいせき

[現在地名]渋川市八木原

榛名はるな山の東麓、八木原やぎはら北端を東南流する茂沢もざわ川南岸と、南側を東流する午王ごおう川南岸に位置する。有馬条里遺跡は両川の間に、午王川南側台地上に有馬遺跡・有馬廃寺遺跡があり、茂沢川北側には中村なかむら遺跡がある。有馬条里遺跡は標高一六四メートルのほぼ平坦面に立地する。基盤層は利根礫層で地表下四―五メートルにある。発掘調査は昭和五七年(一九八二)から五八年にかけて関越自動車道新潟線建設に伴い実施され、弥生時代から中世に至る複合遺跡であることが判明した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報