有機ハイドライド(読み)ユウキハイドライド

デジタル大辞泉 「有機ハイドライド」の意味・読み・例文・類語

ゆうき‐ハイドライド〔イウキ‐〕【有機ハイドライド】

触媒反応を通じて水素吸収・放出する有機化合物総称。特に芳香族化合物水素化物を指し、メチルシクロヘキサンシクロヘキサンデカリンなどが知られる。水素含有率が高く、常温常圧で液体状態のものは、燃料電池などのエネルギーキャリアとして注目されている。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android