有栖川裂(読み)ありすがわぎれ

精選版 日本国語大辞典 「有栖川裂」の意味・読み・例文・類語

ありすがわ‐ぎれ ありすがは‥【有栖川裂】

〘名〙 (有栖川宮家の所蔵であったところからいう) 名物裂の一つ。種類は数十に及び、多くは太い綿糸、まれには絹糸で織った、えんじ、濃藍または、花色の錦。中国、明の成化(一四六五‐八七)頃の製とも、また、オランダ製ともいう。茶家茶入れの袋に用いる。有栖川錦

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