月の笠(読み)つきのかさ

精選版 日本国語大辞典 「月の笠」の意味・読み・例文・類語

つき【月】 の=笠(かさ)[=暈(かさ)

月の周囲に現われるぼんやりとした光の環。巻層雲が月をおおった時、月の光が雲にあたって屈折するために生ずる。降雨前兆といわれる。月暈(げつうん)。《季・秋》
※片仮名本後撰(951‐953頃)夏「こよひかくながむるそでのつゆけきは月のかさをやあきとみつらむ〈よみ人しらず〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android