曲て・枉て(読み)まげて

精選版 日本国語大辞典 「曲て・枉て」の意味・読み・例文・類語

まげ‐て【曲て・枉て】

〘副〙 (動詞「まげる(曲)」の連用形助詞「て」が付いてできたもの。道理をまげて、の意から) 自然な道理に従うと実現しがたい望みを、道理に逆らっても実現させてほしい、と強く訴える感情を表わす語。無理にも。是が非でも。
※大唐三蔵玄奘法師表啓平安初期点(850頃)「陛下曲(マケ)て神しき翰を垂れて」

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