曇慧(読み)どんえ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「曇慧」の解説

曇慧 どんえ

?-? 百済(くだら)(朝鮮)の僧。
日本書紀」によれば,先に来日していた僧道深(どうじん)らと交代するため,欽明(きんめい)天皇15年(554)五経博士暦博士,易博士ら8人とともに来日した。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

朝日日本歴史人物事典 「曇慧」の解説

曇慧

生年生没年不詳
6世紀に渡来した百済僧。入唐して仏法を学び,大小二乗に通じていたという。欽明15(554)年,それ以前に日本に来ていた道深ら7人の僧に代えて百済が日本に送った僧9人のうちひとりであった。

(若井敏明)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android