暗殺者(読み)アンサツシャ

デジタル大辞泉 「暗殺者」の意味・読み・例文・類語

あんさつしゃ【暗殺者】

中野孝次による長編小説。昭和7年(1932)の血盟団事件を題材とする。平成11年(1999)刊。平成12年(2000)、第50回芸術選奨(文学部門)受賞

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デジタル大辞泉プラス 「暗殺者」の解説

暗殺者〔小説:ロバート・ラドラム〕

米国の作家ロバート・ラドラムの冒険スパイ小説(1980)。原題《The Bourne Identity》。「ジェーソン・ボーン」三部作の第1弾。2002年ダグ・リーマン監督、マット・デイモン主演で映画化邦題ボーン・アイデンティティー』)。

暗殺者〔小説:池波正太郎〕

池波正太郎の長編時代小説。1985年刊行。「剣客商売」シリーズ第14作。

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世界大百科事典(旧版)内の暗殺者の言及

【アサッシン】より

…同派に対して他のイスラム教徒が使った,アラビア語による侮蔑の一般的表現ハシーシーン(〈大麻野郎〉の意)に由来すると考えられ,12~13世紀にシリアのニザール派と接触した十字軍将士を介してヨーロッパに伝えられた。この名はやがて同派の長老への狂信的献身や特異な暗殺戦術と相まって,マルコ・ポーロらの報告における,大麻と〈山の老人〉の楽園と暗殺者とを主題とする,いわゆる〈アサッシン伝説〉を生み出し,ヨーロッパの文学に大きな刺激を与えた。14世紀以降,この語はヨーロッパ諸語における〈暗殺者〉を意味する普通名詞として用いられるようになり,現在に至る。…

※「暗殺者」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」