暗投(読み)あんとう

精選版 日本国語大辞典 「暗投」の意味・読み・例文・類語

あん‐とう【暗投】

〘名〙
① (美しい珠玉を暗夜に人に投げ与える意から) 貴重なものを、贈るのにふさわしくない方法で人に贈ること。また、貴重なものを贈るにも適切な方法でなければ、かえってその人の怨みをかうということのたとえ。明珠暗投。〔史記‐鄒陽伝〕
② 転じて、交際のない人に手紙を送ること。
雪中梅(1886)〈末広鉄腸〉上「其の暗投(アントウ)に出で、君の怒に触るるを知る」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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