晒井(読み)さらしい

精選版 日本国語大辞典 「晒井」の意味・読み・例文・類語

さらし‐い ‥ゐ【晒井】

[1] 〘名〙 夏、井戸の水をくみ干し、掃除すること。井戸がえ。《季・夏》
※実家集(1182‐86)「松がねにけささらしゐを手にかけて思はぬ外の秋をしる哉」
[2] (布をさらす井の意から) 茨城県水戸市愛宕町の滝坂の泉の名称。また、同市渡里町の小岩井坂とも。
常陸風土記(717‐724頃)那賀「其より南に当りて、泉、坂の中に出づ。多く流れて尤も清く、曝井(さらしゐ)と謂ふ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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