時務策(読み)ジムサク

デジタル大辞泉 「時務策」の意味・読み・例文・類語

じむ‐さく【時務策】

律令制で、進士しんしの登用試験の一。課題を与えて国政上の問題を論じさせたもの。時務。

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精選版 日本国語大辞典 「時務策」の意味・読み・例文・類語

じむ‐さく【時務策】

〘名〙 課題に従って書かれる、高度の国政上の問題を論じる漢文体文章。令の規定では進士となるための試験でこれを二編求められるものとされたが、天平二年(七三〇)に廃された。じむのさく。じむのしゃく。時務。〔令義解(718)〕

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