日本大百科全書(ニッポニカ) 「昭和(村)(群馬県)」の意味・わかりやすい解説
昭和(村)(群馬県)
しょうわ
群馬県北部、利根郡(とねぐん)にある村。利根川および支流片品川(かたしながわ)下流の左岸地域と赤城(あかぎ)山の北西斜面を占める。片品川沿岸の2~3段の段丘はみごとに発達して、水田耕作や葉物野菜、コンニャクイモの栽培が行われる。かつては養蚕が盛んであった。赤城山の緩斜面には標高約820メートルまで、第二次世界大戦後の大規模開拓地があり、近代的灌漑(かんがい)設備をもち、酪農と野菜栽培に特色をもつ。川額(かわはけ)には東京電力の伏田発電所(ふせだはつでんしょ)がある。1998年(平成10)関越(かんえつ)自動車道の昭和インターチェンジが開設、その周辺に工業団地が造成された。面積64.14平方キロメートル、人口6953(2020)。
[村木定雄]
[補完資料] |