春意(読み)シュンイ

デジタル大辞泉 「春意」の意味・読み・例文・類語

しゅん‐い【春意】

春めく気配。また、春ののどかな気分 春》「窓の枝揺るるは―動くなり/風生
男女間の欲情色欲

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「春意」の意味・読み・例文・類語

しゅん‐い【春意】

〘名〙
① 春の気配。春ののどかな心持。《季・春》
文華秀麗集(818)下・観闘百草簡明執〈滋野貞王〉「三陽仲月風光暖、美少繁華春意奢」 〔崔櫓‐山路見花詩〕
② 男女間の情欲色情
東京新繁昌記(1874‐76)〈服部誠一〉二「妹が年十五にして今春名を掲ぐ。豈(あに)其暇(いとま)有らんや。一隻の乳蝶未だ曾て春意を知らざる也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「春意」の読み・字形・画数・意味

【春意】しゆんい

春心南唐・李〔浪淘沙令〕詞 外、雨潺潺(せんせん)たり 春闌珊(らんさん)たり 羅衾、五に耐へず 裡、身は是れ客なるを知らず 一(しばし)を貪る

字通「春」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android