星空観察(読み)ほしぞらかんさつ

知恵蔵mini 「星空観察」の解説

星空観察

環境省による天体観測の活性化事業。これまで天体観測に関心がなかった人や子どもたちに、星空に関心を持ってもらい、大気汚染や屋外照明による光害ひかりがい)の防止など環境の保全につなげる狙いがある。1988年に始まった「全国星空継続観察」事業が前身で、観察方法をよりシンプルにしたもの。双眼鏡や星の等級分析といった専門知識を不要にして、肉眼で観察したり、デジタルカメラで撮影したりする方法に変更したことで参加者の裾野を広げた。新たな星空観察の推進手法は全国の星空の見やすさをランク付けするというもので、評価の高い地域は観光資源としてアピールできる。2017年10月21日に開催された「第29回星空の街・あおぞらの街全国大会in信州南牧村」で、同省は新しい観察手法などの検討結果を報告した。

(2017-10-26)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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